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節分の豆まきの歴史と鬼と豆の戦いその由来

節分
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「鬼は外、福は内」の掛け声で豆をまく、豆まきの風習はいつごろからあるものなのでしょうか。

家族みんなで行うこの風習についてお子さんにもしっかりと教えてあげたいですね。

まずは節分の豆まきについてその歴史や由来から見ていきましょう。
  

節分の豆まきの歴史

豆まきは中国の行事をルーツとする「追難(ついな)の儀式」、「鬼遣(おにやらい)」に由来しています。

この行事の中には「豆打ち」という行事があり、この名残が豆まきになったといわれています。

遣唐使により日本に伝えられたこれらの儀式は、悪魔を祓い,悪疫邪気を退散させて災害や厄病などの厄災を防ぐものとしてやがて宮中行事として定着していきました。

他にもさまざまな宮中行事が中国から伝わっており、とても興味深いところです。
 

季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられていたことから、平安時代には新年を迎える前日の大晦日にこの行事が行われていました。

 
では、何故現在の豆まきは節分に行われるようになったのでしょうか。

暦上の節分は季節の変わり目を表す日で一年に「立春、立夏、立秋、立冬」の四日あります。

室町時代の頃から一年のはじめ、二十四節気のはじめである立春の前日だけを節分というようになり、この節分の日に厄災を防ぐ豆まきが行われるようになりました。

節分もお正月と同様に一年の始まりを表すとても大事な日として扱われるようになってきたんですね。

豆まきの鬼の由来

さて、豆まきで追い払うとはいったい何なのでしょうか?

桃太郎的な鬼の伝説でもあるのでしょうか。
 

鬼(おに)という言葉は陰(おん)に由来し、人の目には見えない陰の気である邪気のことを指していたと考えられます。

形の見えない厄災、大きな災害や疫病の流行は人知を超えた恐怖であり、これらは鬼の仕業と考えられていたのです。

 
今でこそ、大きな地震やウィルスの流行なども科学的に説明されますが、昔は鬼に立ち向かう人の無力さのようなものがあったのかもしれませんね。

 
季節の変わり目にはこの邪気が入りやすいと考えられており、季節の変わり目の節分に豆をぶつけて鬼を追い払いうことは、邪気を祓い福を呼び込もうとした人々の願いが込められたものなのです。

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豆まきはなぜ豆をまくのか

では何故、鬼を追い払うのに何故、をつかうのでしょうか?

豆鉄砲などといいますが、豆がそれほど強い武器になるイメージはないですよね。

 
大豆は米と同様に五穀のひとつであり、穀霊が宿るとされていて、米とともに神事にも用いられる貴重な穀物でした。

 
もちろん、米よりも投げやすいとか拾いやすいという利便性もあると思いますが、「魔の目(まめ)」に豆をぶつけて「魔を滅する(まめ)」のような言葉の音や、また炒った豆を使うことで「射った豆」で「魔を滅する」というようなさまざまな意味をもたせてもいます。

お節料理などでもこのような言葉の響きで別の意味をもたせることがありますが、これらは言霊の力を借りるというようなところがあったのかもしれませんね。

まとめ

豆まきの歴史や由来についてはご紹介しました。これでお子さんに聞かれてもばっちり…だと良いのですが^^

家の邪気を祓い、一年を平穏にくらせるようにするための風習ですから、是非、ご家族の皆さんで楽しみながらされてはいかがでしょうか。

豆まきの作法についてはこちらの記事もご覧ください。
節分の豆まきは正しい作法で行うか子どもと楽しむか

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