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正月飾りの種類と意味、飾り方のまとめ

お正月
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正月飾りは歳神様をお迎えするための大切な飾りつけです。

毎年恒例で飾られている方も、新築などで初めて飾るかたも、あらためてその意味や飾り方を確認してみてはいかがでしょうか。

正月飾りについてその意味や飾り方をまとめてみました。
  

正月飾りの種類と意味

地域によっても異なりますが、代表的は正月飾りには次のようなものがあります。

門松・松飾り

【屋内用門松】高さ約36cm 門松スタンド(迎春) DE-1128*

年中葉が緑の木で松や杉のことを常盤木(ときわぎ)といいますが、この常盤木には神様が宿るとされて崇められてきました。

特に松は「祀る(まつる)」や、「待つ」という意味を込めて門に松を飾り、この松が依白(よりしろ)として歳神様が降りてこられる目印となりました。
 

注連飾り(しめ飾り)・注連縄(しめなわ) 

俗世との境界をつくりしめ縄の内側が神聖な領域となります。神様が占(し)める場所という意味でもあります。

厄災の原因となる不浄なものが入ってこないための結界のつとめもあり、周囲の穢れを絶つものとして使われます。
 

鏡餅
鏡には歳神様の御魂(みたま)が宿るとされ、神事には欠かすことのできない道具でした。

このことから正月にお迎えした歳神様の居場所として、鏡のかわりに鏡餅を用いるようになりました。

2段に重ねるのは陰と陽を表し、円満に年を重ねるという意味も込められているそうです。

一緒に供えるものは橙(だいだい。みかんで代用の場合も多い)、串柿、昆布、譲り葉、裏白などがあります。

橙と串柿、鏡餅で玉、剣、鏡を表し、皇室に受け継がれる「三種の神器」を模しているそうです。
 

破魔矢・破魔矢
正月の縁起物としてお寺や神社で手にいれられる方も多いでしょう。
男の子が弓矢を射て年占いをします。破魔矢は凶の方角に向けて祀ります。

羽子板
女の子が羽子板を突いて厄払いをします。

輪じめ

注連飾りの簡略化したもので、水の神様のいらっしゃる、水回りにお供えします。

また火の神様には、台所へお供えをします。
 

その他にもお正月の飾りとして次のようなものもあります。
・生け花
・餅花
・掛け軸
・床の間飾り(床飾り)
・座敷飾り
・神棚飾り
・玉飾り

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正月飾りはどこに飾る

玄関まわりに飾るもの

門松・松飾
玄関や門の左に雄松、右に雌松を置きますが、マンションなどで大きくて置けないような場合は門扉に松の枝を一振り飾るだけでも大丈夫です。

注連縄(しめなわ)・注連飾り(しめ飾り)
お清めの証しになりますので、神様の居られる場所すべてに飾ります。
玄関以外にも、神棚や台所に飾ったりもします。(略式の輪飾りを飾る場合もある)

輪じめ(輪〆飾り・輪飾り)
玄関の上に飾ります。

 

玄関周りの掃除についての記事です。飾る前にこちらも参考に。

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室内に飾るもの


鏡餅
歳神様の御霊の居場所になりますので、家の中で最も格式の高い場所の床の間や神棚に飾ります。 

輪じめ(輪〆飾り・輪飾り)
お風呂、トイレなどの水回り、台所にも飾ります。

壁に釘を打って飾ったりしますが、壁を傷つけたくない場合は画鋲で止めても良いですね。台所に飾る場合は落ちると危険なのでコンロの近くは避けましょう。

羽子板、破魔弓・破魔矢

餅花(もちばな)
神棚のある部屋に置きます。

生け花
福寿草、松竹梅、千両、葉牡丹など、めでたい名前の植物を生けて飾ります。

掛け軸
七福神、鶴亀、日の出などの、めでたい絵の掛け軸を床の間に飾ります。

・床の間飾り(床飾り)
・座敷飾り 
・神棚飾り
・玉飾り

正月飾りはいつ飾り、いつまで飾っておく?

飾りつけを避けた方が良い日は12月29日と31日です。

29日は9が「苦」を連想し、「二重苦」や「苦立て」、「苦松(苦が待つ)」などに通じます。

31日は「一夜飾り」といわれ、葬儀の前夜を連想することから縁起が悪く、神様を迎えるのにも失礼とされています。

12月13日は「正月事始め」とされていますのでこの日からお正月の準備を始めるのが良いのですが、大掃除などその他の準備もあるでしょうから、26日~28日に飾ると良いでしょう。

お正月飾りの片付けについては、一般的に歳神様が滞在されているといわれる「松の内(1月7日)」までは飾っておきましょう。(関西などでは幕の内(1月15日)まで飾るケースも多い)

1月7日の朝に七草粥を食べた後にお正月飾りを外すことが多いようです。

また、鏡餅については、1月11日の「鏡開きの日」に飾りを外して御雑煮やおしるこ、おかきなどでいただくと良いでしょう。鏡餅には歳神様の御魂が宿り、それを食することでその力を分けていただき、一年の無病息災につながるといわれています。

なお、鏡餅を包丁で切るのは切腹を連想させ縁起が悪いということで、手で割るか、木槌や金槌で叩いて割って細かくしていただきます。最近のパックの鏡餅の場合はレンジでチンして柔らかくしてから千切るという手もあります。

外したお正月飾りは1月15日に行われる「どんど焼き」や「お焚き上げ」などに持っていき、焼いてもらいましょう。

まとめ

お正月は1年の大切なスタートです。

しっかりと準備してお正月を迎えたいですね。楽しいお正月をお過ごしください。

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