10月のイベントとして日本でも最近すっかり定着してきたハロウィン。
大人から子供まで楽しめるイベントですが、そもそもハロウィンの由来や起源は何なのでしょうか?
少しだけハロウィンの歴史を紐解いて、大人の豆知識をゲットしましょう!
ハロウィンの起源と由来
ハロウィンは古代ケルトでの収穫祭 「サウィン祭り」が起源といわれていますが、他にもいくつかの儀式がミックスされて徐々に今の形が作られたようです。
ハロウィンの発祥は地域でいえば今のアイルランドあたりにその起源があり、歴史的にはキリスト教が始まる前からの儀式でとても古いお祭りです。
古代ケルトでは自然崇拝の多神教であるドルイド教が信仰されており、ドルイド教では10月31日が一年の終わりとされ、この時期に収穫祭として行われていたのがハロウィンの始まりといわれています。
また、この時期に死者の霊が家族を訪ねてくる、あるいはケルト人の神サムハンが前年に亡くなった人の魂を集め、彼らの魂を動物の体に閉じ込め罪を贖い天国に送るといったことが信じられおり、丁度、日本でいうお盆に近いような意味もあるそうです。
ただ、お盆の少し違うのは悪さをする精霊や魔女もいっしょにやってくると考えられていたため、蝋燭で明るくして、仮面をかぶって身を守るという風習ができました。
これらの風習が時代とともに変化して、現在の「トリックオアトリート」や魔女やお化けのコスプレになってきたようです。
日本のハロウィンはちょっとおかしい?
日本でハロウィンのイベントが行われるようになったのは90年代といわれ、大きくイベントとして開催されるようになったのは割と最近のことですね。
ハロウィンが日本で広まった理由としては、以下のようなことが言われています。
コスプレのテーマがお化けや魔女だったりするので、小さいお子さんには怖いという一面もありましたが、最近は保育園、幼稚園での可愛らしいハロウィンのイベントも珍しくないようですね。
一方で、特に渋谷あたりの若者のハロウィン騒ぎが毎年のようにニュースにもなったりします。ちょっと騒ぎすぎなところは残念に感じますね。
ハロウィンでのかぼちゃはなぜ?
ハロウィンといえば「ジャック・オウ・ランタン」。かぼちゃのランタンが思い出されますが、かぼちゃにも知らざる歴史がありました。
「ジャック・オウ・ランタン」はアイルランドのおとぎ話にでてくるジャックという主人公が悪魔からもらった火の塊をいれたランタンのことです。
ですが、このランタン、もともとはカブで作られたものだったのですが、どうして現在のようにかぼちゃになってしまったのでしょうか?
ハロウィンの風習は1800年代の後半にアイルランドやスコットランドの移民により、アメリカに持ち込まれました。
その際に、カブの変わりに丁度よい野菜がありました。それが時期的にも良く採れて、加工しやすいかぼちゃだったのです。このかぼちゃのハロウィンがその後、広がり現在のような形になりました。
日本ではかぼちゃのイメージがすっかり定着していますが、これはアメリカナイズドされたハロウィンのスタイルと言ってよいかもしれませんね。ヨーロッパでは様々な文化が混ざり合い、10月31日の催しはなくなってしまいましたが、現在はアメリカからの逆輸入の形でハロウィンが持ち込まれているそうです。
という感じでハロウィンといえばかぼちゃのイメージがありますから、ハロウィンイベントにはかぼちゃのコスチュームで参加すれば雰囲気もばっちりですね。
まとめ
古い歴史を持つハロウィンですが、10月に入ると10月31日前後まで毎年、楽しいイベントが多数開催されています。大人向けのパーティー、子供向けのパーティー、お好みのイベントを探してみてはいかがでしょうか。
仮装などで気分も高まりますが、くれぐれも羽目を外しすぎないようにハロウィンパーティーを楽しんでくださいね。
Happy Halloween !!
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