せっかく紅葉を見に行くのだから、綺麗な紅葉を写真に残したいと思いませんか。
一眼レフカメラが無くてもちょっとしたテクニックを知っておけば、スマートフォンのカメラでも綺麗な写真が取れます。スマホ内蔵カメラを使った撮影テクニックをご紹介します。
スマホで紅葉を綺麗に撮影する
スマートフォンではレンズの交換や露出の調整ができませんので一眼レフカメラなどに比べて次のようなことはうまくできません。
・マクロレンズを使ったぼかし
・広角レンズを使ったワイドな景色を表現
・露出の調整
・レンズフィルターを用いた鮮やかな紅葉の表現
しかし、スマホの機動力とカメラ機能をうまく使えば綺麗な紅葉の写真も取れますので、是非トライしてみてください。
紅葉撮影のコツ
手軽に写真の撮れるスマホなので軽さを生かして構図もいろいろとチャレンジしてみましょう。
・広域を撮る
高いところから山を見下ろすとか、広いところから山を見上げるような広域の構図です。
このような構図の場合、全体的にのっぺりした感じになりがちなので、太陽光が横から射す朝や夕方にとると立体感のある写真が撮れます。
・見上げる
木の下から上の紅葉を見上げるような構図です。
逆光になりやすいので画面が暗くなりがちですが、シルエットとして見えるので葉の形を撮るのも面白い画になります。
また、ぐっとしゃがんで見上げれば子供の目線になるので身体を使っていろんな構図を探してみてください。
・接写
葉に近づいてとれば後ろを多少ぼかすことができます。
背景の色を上手く使って、紅葉の色がより綺麗に見えるようにすることができます。
・地面すれすれ
紅葉の場合は落ち葉もまた魅力的です。スマホを地面ぎりぎりまでもってきて落ち葉が広がっているのも面白い画になります。
他にも、立った状態で足元の落ち葉を撮ったり、水に浮かぶ紅葉を撮って紅葉の色に着目すると良いですね。
またスマホを活かして自撮棒にくっつけて普段自分が見ているのとは異なる角度から撮ってみるのも面白いと思います。
スマートフォンのカメラ機能を使って紅葉を撮る
最近のスマートフォンのカメラはかなり性能が良いのでそのままでも綺麗に撮れる事もありますが、ちょっとした機能を使えばもっと良い写真が撮れます。
・HDRモード
新しいスマホにはほぼ標準搭載されています。HDRは「High Dynamic Range」の略語です。
機能を簡単にいうと2~3枚の露出の異なる(明るさの異なる)写真を連続で撮り、暗すぎるところ、明るすぎるところを適度に調整して1枚の写真にしてくれます。
構図によってはHDRを使わないほうがドラマティックな写真が撮れる場合もあるので、通常とHDRと両方試してみるのも良いと思います。
ちなみにiphone iOS7からは標準でHDRモードがオンになっているようです。オフにも切り替えられます。
HDRの撮影での注意点としては、動くものには不向きということがあります。3枚連射するのですが、その間に被写体が動いたり、手振れしたりするとできあがりもブレたものになります。
風による葉の揺れや無理な体勢での手振れなどに注意してください。
また、3枚連射の為、普通の撮影より撮影終了まで少し時間がかかります。
・ホワイトバランス
カメラで景色を撮ると青っぽくなることがあります。普通の風景写真ではそれでも良いのですが、紅葉の場合はせっかくの赤色がくすんでしまいます。
そのようなときはホワイトバランスを「オートモード」から「曇りモード」へ変更してみてください。より紅葉の赤や黄色がきれいに撮れます。
・パノラマモード
大抵のスマートフォンについていると思います。回りを紅葉に囲まれたような場所があれば試してみてはいかがでしょうか。
・フラッシュオフ
ライトアップされた紅葉を撮る場合などは、フラッシュが勝手に起動してしまうかもしれません。フラッシュをオフにしてオートモードで撮る方が綺麗に撮れると思います。
・ピント調整
明るいところにピントがいってしまいます。逆光の紅葉などオートではピントが合わないこともあるので、タップでピントを合わせてから撮影してください。
標準的に付いているであろうカメラ機能と使い方について説明しました。
カメラアプリを使えば色の派手な写真も撮ることができると思いますが、画素数が少なくなってプリントに不向きな写真になることが多いです。
標準機能で自然で綺麗な写真が撮れますので、いろいろと試してみてください。
まとめ
写真はなかなか上手く撮れないかもしれませんが、とにかく数を撮っておくのが大事です。後で良いものだけを残せば良いのですし、加工して使うことができるかもしれません。
その為にはメモリの空き容量とバッテリー残量にはご注意を。
素敵な写真が撮れますように。
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