『水曜日のダウンタウン』の電気イスゲーム、見たことありますか?
1から12の番号が付いたイスから好きなのを選ぶだけなのに、相手が仕掛けたイスに座ったら、その時点までの得点が全部パーになるやつです。
12番なら一気に12点。でも一番点が高いからこそ、相手も真っ先にそこに仕掛けてそうで…。数字ひとつ選ぶだけなのに、あんなに読み合いになるのがすごいなと思って見てました。
あの心理戦、実は電気もイスもいりません。番号カードと紙だけで十分再現できます。この記事では番組のルールを先に確認して、そのあと家で遊べる版をまとめます。2人からできますよ。
電気イスゲームって何?
TBS『水曜日のダウンタウン』の企画で、2024年6月12日の放送で登場して、その後トーナメント戦もやってました。
使うのは1番から12番までのイス、12脚。2人が交互に、相手の座るイスを予想して仕掛けをセットします。
座る側が仕掛けのないイスを選べたら、その番号分の点数がもらえます。逆に仕掛けに当たったら、持ち点がゼロに。たとえば10点持ってる状態で12番がセーフなら22点だけど、外したら10点ごと消えるわけです。積み上げたものが一瞬でなくなるから、高い数字に手が伸びにくくなるんですよね。
しかも相手も同じことを考えてる。「12番は警戒されてるだろうから11番」って裏をかいたら、そっちが仕掛けだったり。相手の予想をさらに予想する、みたいな読み合いがずっと続きます。
番組版の基本ルール
まずは番組のルールから。後半の家版とは道具も進め方も違うので、そこだけ分けて書きますね。
- 1〜12の番号が付いたイスを用意する
- 仕掛ける側が、ハズレにしたいイスを1脚決める
- 座る側が好きな番号のイスを選ぶ
- セーフなら番号分の点数が入る
- ハズレなら持ち点がゼロになって、攻守交代
座る側はどこが仕掛けか知りませんし、仕掛ける側も相手がどれを選ぶか分からない。だから読み合いになるんですね。
| 状況 | 判定 |
| セーフのイスを選ぶ | 番号分の得点を獲得 |
| 仕掛けのイスを選ぶ | 持ち点が0点に、失敗1回 |
| 先に40点以上 | その人の勝ち |
| 失敗が3回 | その人の負け |
| 残りのイスが1脚に | その時点の持ち点で勝敗を判定 |
点数のイメージは単純で、3番なら3点、7番なら7点、12番なら12点。大きい数字ほどおいしいけど、狙いやすい分、仕掛けられやすいということです。
40点を目指すだけじゃなくて、失敗3回で負けっていうのも地味に効いてきます。序盤から大きい数字で勝負する人と、小さめから固める人と、ここはほんとに性格が出そう。
※ここは2024年の放送形式をもとにした整理です。回によって進行や演出が違うことはあると思います。
家では「ハズレ札」に置き換えます
番組みたいに12脚のイスと仕掛けを用意するのは現実的じゃないし、電気ショックみたいな痛い仕掛けは、そもそも家でやる必要ないですよね。
なので家版は、イスの代わりに番号カード、仕掛けの代わりに紙に書いた「ハズレ番号」でやります。テーブルの上だけで完結します。
用意するもの
| 道具 | 使い道 |
| 1〜12の番号カード | イスの代わり |
| 小さなメモ用紙 | ハズレ番号を書く用 |
| ペン | 記入用 |
| 得点表 | 持ち点と失敗回数をメモ |
| 封筒(あれば) | 書いた番号を隠しておく用 |
得点表は、Aさん・Bさんそれぞれの持ち点と失敗回数が書ければ、ノートの端っこで十分です。
| 人数 | 2人。得点係がいるなら3人だともっと楽 |
| かかる時間 | だいたい10〜15分 |
| 場所 | テーブル1つ分でOK |
| 勝敗 | 40点先取/3回失敗で負け/残り1枚で判定 |
家庭版「ハズレ札ゲーム」の遊び方
ここからが家版ルールです。番組の読み合いはそのままに、電気もイスもなしで。
まず並べる。 テーブルに1〜12のカードを並べて、持ち点も失敗回数も両方ゼロからスタートです。
次に、仕掛ける人がハズレを決める。 たとえばAさんが仕掛ける役、Bさんが選ぶ役なら、Aさんは場に残ってる番号から1つ選んで紙に書いて伏せておきます。「12」と書いたら12番がハズレ。
これ、Bさんの答えを聞いてから変えちゃダメです。先に書いて伏せる、このひと手間でもめる要素がだいぶ減ります。
選ぶ人は番号を1つ言う。 「12番は怪しすぎるから10番」とか、「いや、相手は12は外してると思ってるはずだから、あえて12で」みたいな読みでOK。決めたら、伏せてた紙をオープンします。
点数を付ける。ここに家版の一番大事なルールがあります。
セーフだったら、選んだ数字がそのまま点数に加わります。Bさんが8番でセーフなら8点。そして、そのセーフだったカードは場から外します。もう次からは使えません。
逆にハズレだったら、持ち点はゼロに戻して、失敗を1回カウント。で、ハズレだったカードは場に残します。だから次のラウンドで、また同じ番号がハズレになることも全然ある。「さっきハズレだったから次は安全でしょ」が通用しないのが、このルールの面白いところだと思います。
役割を交代して続ける。 今度はBさんがハズレを書いて、Aさんが選ぶ。これを繰り返して、下のどれかになったら終了です。
- どっちかが40点以上になった
- どっちかの失敗が3回になった
- 場のカードが残り1枚になった
残り1枚になったときは、その1枚は選ばずに終わりにして、持ち点が多い方の勝ちです。同点なら引き分けでいいと思います。
得点の動き、3ラウンドだけ例を
| ラウンド | 選ぶ人 | ハズレ | 選んだ番号 | 結果 | Aの持ち点 | Bの持ち点 |
| 1 | A | 12 | 8 | セーフ | 8 | 0 |
| 2 | B | 11 | 11 | ハズレ | 8 | 0(失敗1回) |
| 3 | A | 9 | 5 | セーフ | 13 | 0 |
この時点で場から消えてるのは、セーフだった8番と5番だけ。ハズレだった11番はまだ残ってます。ここ、間違えやすいので得点係がチェックしてあげると安心です。
※この例は進行イメージとして作ったものです。番組の実際の対戦結果じゃないですよ。
読み合いで迷うところ
必勝法はないんですけど、考えるポイントはだいたい決まってます。
まず高い数字。12番や11番はおいしい反面、相手にとっても仕掛けの第一候補です。たとえば自分の持ち点が30点なら、10番以上でセーフになれば40点に届く。でもそれは相手も分かってるから、10・11・12を固めて警戒してるかもしれない。そこで7番あたりに逃げるのか、勝負するのか。残りのカードと失敗回数で答えが変わります。
次に、同じ番号の繰り返し。家版はハズレのカードが残るので、「前回12番がハズレだったから、次も12番に仕掛ける人はさすがにいないでしょ」が読みの前提になっちゃうんですけど、逆にそこを突いてもう1回12番に仕掛ける人もいます。私はこの読み合いが一番好きです。
最後に、低い数字を選ぶタイミング。点が溜まってて、ゼロになるのが怖いときは、小さい数字でチマチマ足すのも作戦のうち。ただ、低いから安全とも限らなくて、相手が「慎重になって小さいのを選びそう」と読んで、そっちに仕掛けてることもあります。結局どこ選んでも迷うんですよね、それがこのゲーム。
人数が多いとき・子どもとやるとき
3〜4人なら交代制かトーナメント
3人なら2人が対戦して、1人が司会と得点係。1試合ごとに役を回せば全員参加できます。4人なら2人ずつ対戦して、勝った人同士で決勝、という形がシンプルで分かりやすいです。
6人以上ならチーム戦
2チームに分かれて、番号を相談して決める形です。持ち時間を30秒くらいにすると、「12番は危ないと思う」「いや外してるはず」って話し合う時間自体が盛り上がります。
子どもとやるなら、ちょっとだけ優しく
小学生くらいだと、せっかく貯めた点が全部ゼロになるのは、かなりショックみたいで…。そういうときは「ハズレなら5点マイナス」くらいに変えてもいいと思います。
40点先取だと長くなりそうなら20点先取に短縮してもOK。計算が難しそうなら、得点係は大人がやってあげた方がテンポよく進みます。
よく聞かれそうなこと
番組ではイス何脚使うの?
1〜12の12脚です。家版ではその代わりに番号カードを12枚用意します。
40点取れば必ず勝ち?
2024年の番組形式では、40点先取が勝ち条件のひとつでした。ただ、その前に失敗が3回になると負けになるので、点だけ見てればいいわけじゃないです。家版も同じ条件にしてます。
ハズレを引いたらどうなる?
持ち点がゼロになって、失敗が1回増えます。家版では電気みたいな仕掛けは使わず、紙に書かれたハズレ番号と一致したかどうかで判定します。
イスなしでも遊べる?
遊べます。番号カード12枚と紙とペンだけ。12脚並べるスペースもいらないので、むしろ家ではこっちの方が現実的です。
電気ショックの代わりに罰ゲーム、入れた方がいい?
いらないと思います。痛い罰がなくても、点が全部ゼロになるだけで選ぶときの手は十分震えるので。家族や友達とやるなら、点の増減だけで勝負するくらいがちょうどいいです。
まとめ
電気イスゲームのキモは、イスでも電気でもなくて、「相手がどこに仕掛けたか」を読む時間そのものなんだと思います。
家版はカードとハズレ札に置き換えただけなので、準備も片付けもラク。その代わり、高い数字を前にしたときの迷いはちゃんと残ります。
まずは2人で1試合やってみると、読み合いの感覚がすぐ分かりますよ。「なんでそこ選んだの」って終わったあとの言い合いまで含めて楽しいゲームです。
参考資料

