どうして冬は雪、夏は雨が多いの?
みんな、「どうして冬に雪がふるの?」「なんで夏は雨がたくさんふるの?」と思ったことはありませんか?そのひみつは「季節風(きせつふう)」という特別な風にあります。
この記事では、「季節風」ってなに?どうしておきるの?日本や世界ではどんなふうにふいているの?をわかりやすく教えるよ。さいごにクイズもあるから、チャレンジしてみてね!
季節風(きせつふう)ってなに?
季節風のいみ
季節風とは、「きせつごとに風のむきやつよさがかわる」ふしぎな風のことです。
- 夏…南(みなみ)からあたたかくてしめった風がふく→雨が多くなる
- 冬…北(きた)からつめたくてかわいた風がふく→雪がふりやすい
どうして風のむきがかわるの?
理由は陸(りく)と海(うみ)があたたまり方や冷え方がちがうからです。
- 夏…陸が海より早くあつくなる→海から陸に風がふく
- 冬…陸が海よりさむくなる→陸から海に風がふく
季節風がふく場所・ふかない場所
- 季節風は、アジアやインドなど「広い陸」と「大きな海」がちかい場所で強くふきます。
- ヨーロッパやアメリカでは、季節風はあまりはっきりしません。
季節風と天気
- 夏の季節風はしめった空気をはこぶから、雨や台風がふえます
- 冬の季節風はつめたい空気をはこぶので、日本海側で大雪、太平洋側でははれが多いです
世界の季節風とモンスーン
- 世界では季節風のことを「モンスーン」とよぶこともあります
- インドや東南アジアでは、モンスーンの雨が農業にとってとても大切
- アフリカやオーストラリアにもモンスーンがあります
季節風が起こるしくみ
陸と海のちがい
- 陸はすぐにあつくなるけど、冷めるのも早い
- 海はゆっくりあたたまり、ゆっくり冷める
風がうまれるしくみ
- 気圧(きあつ)が高いところから低いところへ風が流れる
- 夏…海の気圧が高く、陸が低い→海から陸へ
- 冬…陸の気圧が高く、海が低い→陸から海へ
日本の季節風
- 夏は南東からしめった風(雨や梅雨が多い)
- 冬は北西からつめたい風(日本海側で雪がたくさん)
日本海側→冬に大雪
太平洋側→冬ははれが多く、夏は雨が多い
季節風が生活にあたえるえいきょう
- 冬の雪はスキーや雪あそびができるけど、バスや電車が止まることも
- 夏の雨は田んぼや畑にとって大事な水。でも大雨だと洪水になることも
季節風クイズ!
- 季節風はどうしてふくのかな?
- 陸と海のあたたまり方のちがいでおこるよ!
- 冬に雪がたくさんふるのはどこ?
- 日本海がわ(にいがたやとやまなど)
- 夏に雨がたくさんふるのはなんで?
- 南からしめった風がふいてくるから
- 世界で一番雨が多いモンスーンはどこ?
- インドだよ!
まとめ
- 季節風は、きせつによって風のむきがかわるふしぎな風です
- 日本では、夏は南から、冬は北から風がふきます
- 世界中にも季節風やモンスーンがあり、くらしや農業にとても大切です
季節風を知ると、天気のひみつや自然のしくみがもっとよくわかるね!