しりとりといえば、「りんご→ごりら→らっぱ」と言葉をつなげていく遊びですよね。
でも、ただ言葉をつなぐだけではなく、答えの面白さまで採点されるしりとりがあるんです。
それが、テレビ朝日系『虎の門』で行われていた「しりとり竜王戦」。
決められたテーマに沿って言葉をつなぎ、面白い回答には「技あり」や「一本」のポイントが入ります。
家で遊ぶ場合は、お題と得点表を用意するだけ。回答者と審査役に分かれれば、3人ほどから始められます。
今回は、しりとり竜王戦のルールや得点の付け方、家での進め方をまとめました。すぐに使えるオリジナルのお題も15個紹介します。
しりとり竜王戦とは?『虎の門』で行われていたゲーム
しりとり竜王戦は、テレビ朝日系の深夜バラエティ番組『虎の門』で行われていたゲーム企画です。
普通のしりとりとの大きな違いは、毎回テーマが決められていること。
例えば「なんだか切ない言葉」というテーマなら、ただ「りんご」「ごりら」と続けるだけでは物足りません。
「り」から始めるなら、
「旅行の前日に風邪をひく」
という回答も考えられます。
これなら、旅行を楽しみにしていたのに出発前日に体調を崩してしまう場面が浮かびますよね。
次の人は最後の「く」から始まる、切ない言葉を考えます。
しりとりの条件を守りながら、テーマに合う言葉をひねり出す。そこに大喜利の面白さが加わったゲームです。
※この記事で紹介するお題と回答例は当サイトで作成したものです。番組で実際に出された回答ではありません。
『芸能界しりとり竜王戦』との関係は?
「芸能界しりとり竜王戦」という名前で覚えている人もいるかもしれません。
もともと『虎の門』の中で行われていた企画で、2004年12月28日には『芸能界しりとり竜王戦スペシャル』という特別番組も放送されています。
放送ライブラリーには、いとうせいこうさんがMCを務め、出演者たちがしりとりの面白さを競う内容として記録されています。
そのため、「芸能界しりとり竜王戦」は独立した番組名というより、『虎の門』から生まれた企画や特番の名前として考えるとわかりやすいです。
しりとり竜王戦のルールと採点方法【番組版】
番組のしりとり竜王戦には、普通のしりとりにはない採点ルールがあります。
ここでは、放送ライブラリーに記録されている『芸能界しりとり竜王戦スペシャル』の内容をもとに紹介します。
テーマに合った言葉でしりとりを続ける
基本は、前の人が答えた言葉の最後の文字を使って、次の回答を考えます。
ただし、何を答えてもいいわけではありません。
例えば、テーマが「言われたらうれしい言葉」なら、相手が喜びそうな言葉を考えます。
「お」から始まるなら「おかげで助かったよ」。
次の人は、最後の「よ」から始まる褒め言葉や感謝の言葉を探す、といった具合です。
普通のしりとりより回答の幅が狭くなるので、知っている言葉をそのまま出すだけでは続きません。
「技あり」は1点、「一本」は3点
番組では、回答の面白さによって得点が付けられます。
| 判定 | 得点 |
|---|---|
| 技あり | 1ポイント |
| 一本 | 3ポイント |
| 「ん」で終わる回答 | 減点 |
| 勝敗 | 合計得点で決定 |
特に面白い回答には「一本」が出て3ポイント。
「技あり」なら1ポイントです。
面白い回答を続けられれば、それだけ得点も伸びていきます。
また、普通のしりとりと同じく「ん」で終わる回答には注意が必要です。
番組版では減点になることが確認できますが、減点の具体的な数字や、その後の再開方法については資料から確定できませんでした。
家で遊ぶ場合のルールは、後半で別に紹介します。
普通のしりとりと何が違う?
違いをまとめると、次のようになります。
| 比較すること | 普通のしりとり | しりとり竜王戦 |
|---|---|---|
| 回答の条件 | 最後の文字から言葉をつなぐ | 最後の文字とテーマ、両方に合わせる |
| 面白さの採点 | 基本的になし | 技あり・一本などで採点 |
| 勝負の決まり方 | 続けられなくなった人が負け | 合計得点で競う |
| 「ん」で終わった場合 | 負けになるのが一般的 | 減点の対象 |
ひとつの回答を思いついても、「もっと面白い言い方があるかも」と考えているうちに時間が過ぎてしまう。
普通のしりとりとは違った難しさがあります。
リズムに合わせて遊ぶしりとりゲームもある
言葉をじっくり考えるより、テンポよく遊びたいときは「しりとり×連想×キレるゲーム」もあります。
『何か“オモシロいコト”ないの?』で紹介されたゲームで、「しりとり」「連想」「キレる」の3つの指示を切り替えながら言葉をつないでいきます。
しりとり×連想×キレるゲームのルールと遊び方では、実際の会話例や、道具なしで家で遊ぶ方法をまとめています。
しりとり竜王戦を家で遊ぶ方法【家庭向けルール】
ここからは、番組の仕組みを参考にした家庭向けの遊び方です。
紙とペンを用意して、回答者と審査役を決めれば始められます。
テレビと同じ人数や進行を再現する必要はありません。
何人で遊べる?必要なものは?
家庭版では、回答者2人と審査員1人の合計3人から遊べます。
| 項目 | 家庭向けの設定 |
|---|---|
| 人数 | 3〜6人程度 |
| 役割 | 回答者2人以上、審査員1〜3人 |
| 必要なもの | お題を書いた紙、得点表、ペン |
| 回答時間 | 1人30秒 |
| 1ラウンド | 約5分 |
| 勝敗 | 合計得点が高い人の勝ち |
※人数や時間は当サイトで考えた家庭向けの目安です。
例えば5人で遊ぶなら、回答者3人と審査員2人に分かれる方法があります。
審査員も回答してみたくなると思うので、1ラウンド終わったら役割を交代してもいいですね。
進め方は5ステップ
① お題と最初の文字を決める
最初に、そのラウンドのテーマをひとつ選びます。
例えば「なんだか切ない言葉」。
あわせて、最初の回答を何の文字から始めるかも決めます。
② 順番に言葉をつなぐ
1人目が指定された文字から回答し、2人目はその回答の最後の文字から始まる言葉を考えます。
ひとつの単語でなくても、短い文章で答えて構いません。
③ 審査員が採点する
審査員は、しりとりが成立しているか、テーマに合っているか、回答が面白いかを見ます。
判定は「一本」「技あり」「加点なし」の3段階にすると簡単です。
④ 得点を記録する
回答者ごとの得点を記録します。
家庭版では、一本3点、技あり1点、加点なし0点とします。
⑤ 5分ほど続けて合計点を出す
制限時間になったら終了。
もっとも得点が高かった人が、そのラウンドの勝ちです。
お題を変えて2回戦、3回戦と続けても構いません。
家庭版の採点ルール
| 判定 | 家庭版の点数 |
|---|---|
| 一本 | 3点 |
| 技あり | 1点 |
| 加点なし | 0点 |
| 「ん」で終わる | −1点 |
| 回答時間切れ | 0点 |
「ん」で終わった場合の−1点や、時間切れの扱いは家庭版で決めたものです。
また、審査員が2人で判定が分かれた場合は、低い方の点数を採用するなど、先に決めておくとスムーズです。
審査する人が毎回違うと判定が揺れやすいので、ひとつのラウンドでは同じ人が採点する形が使いやすいと思います。
実際にやるとこんな感じ!回答例
テーマは「なんだか切ない言葉」。
最初の文字は「り」にします。
| 順番 | 回答例 | 次の文字 |
|---|---|---|
| 1 | 旅行の前日に風邪をひく | く |
| 2 | クリスマスに残業 | う |
| 3 | うれしい知らせが迷惑メールに入る | る |
| 4 | 留守番だけ頼まれる | る |
| 5 | ルームサービスを頼んだら営業時間外 | い |
| 6 | 一番楽しみにしていたケーキが売り切れ | れ |
こうして見ると、言葉をつなぐこと自体はできても、テーマに合う回答を考えるのは簡単ではありません。
例えば2番の「クリスマスに残業」は、最後の読みが「ぎょう」なので、次は「う」から始まります。
長めの文章だと最後の文字を聞き取りにくいこともあるので、司会者が「次は『う』です」と伝えると続けやすくなります。
※上記は遊び方を説明するための当サイトオリジナルの回答例です。
しりとり竜王戦に使えるお題15選
しりとり竜王戦で遊ぶなら、まず必要なのがお題です。
難しすぎるテーマだと最初の回答が出てこないこともあるので、日常の出来事から考えられるものを中心に15個用意しました。
後半になるほど、少しひねった回答が必要なお題にしています。
初級5選|身近な出来事をテーマに
| No. | お題 | どんな回答を考える? |
|---|---|---|
| 1 | 言われたらうれしい言葉 | 褒め言葉や感謝の言葉 |
| 2 | ちょっと恥ずかしい出来事 | 日常の小さな失敗 |
| 3 | なんだか切ない言葉 | ちょっとがっかりする場面 |
| 4 | テンションが上がる瞬間 | うれしかった出来事 |
| 5 | つい言ってしまう言い訳 | 思わず口から出るひと言 |
初級は、自分の身近な場面を思い浮かべると答えを考えやすいテーマです。
例えば「ちょっと恥ずかしい出来事」なら、
「先生だと思って挨拶したら知らない人だった」
といった回答も考えられます。
しりとりの文字に合わせて、同じ出来事を別の言い方にしてもOKです。
中級5選|少し変わった設定で考える
| No. | お題 | どんな回答を考える? |
|---|---|---|
| 6 | こんな店員さんは困る | お店での意外な行動 |
| 7 | ありそうでない新商品 | 架空の商品名や特徴 |
| 8 | ちょっと変わった校則 | 本当にあったら困るルール |
| 9 | 一度は言ってみたいセリフ | 映画やドラマに出てきそうな言葉 |
| 10 | 絶妙にうれしくないプレゼント | 使い道に困る贈り物 |
中級は、現実にありそうな設定を少し変えて考えるお題です。
例えば「ありそうでない新商品」なら、
「寝坊した朝だけ時間が戻る時計」
なんて商品があったら便利ですが、もちろん架空のもの。
実在する商品である必要はありません。
どんな商品なのかが伝われば、少し長い説明を付けても大丈夫です。
上級5選|想像力で勝負するお題
| No. | お題 | どんな回答を考える? |
|---|---|---|
| 11 | 未来の世界では普通になっていそうなこと | 未来の暮らしや道具 |
| 12 | こんなヒーローは頼りない | ヒーローの意外な弱点 |
| 13 | すごそうなのに役に立たない能力 | 使い道のない特技 |
| 14 | 100年後の学校にありそうな授業 | 未来の教科や授業 |
| 15 | どこか残念な魔法の言葉 | 効果が微妙な魔法 |
上級は、その場で設定を作るようなお題です。
例えば「こんなヒーローは頼りない」なら、
「助けに来るたびに道に迷う」
という回答も考えられます。
ただ、面白い設定を思いついても、指定された文字から始めなければいけないのが難しいところ。
回答が長くなったときは、最後の文字をはっきり伝えるようにしましょう。
言葉を使った別のゲームも楽しみたいなら
しりとり竜王戦のような言葉遊びが好きなら、『はねるのトびら』でおなじみの「短縮鉄道の夜」も面白いですよ。
「パソコン」なら「パーソナルコンピューター」というように、短くなった言葉を元の言葉に戻して答えるゲームです。
短縮鉄道の夜の問題集50問では、簡単な略語からちょっと迷う難しい略語まで、初級・中級・上級に分けて紹介しています。
答えもまとめて載せているので、家族や友達とのクイズ大会にも使えます。
しりとり竜王戦を楽しむために決めておきたいこと
普通のしりとりと違って、しりとり竜王戦では回答の面白さを採点します。
だからこそ、最初に判定の仕方を決めておいた方が遊びやすいです。
あまり面白くない回答はどうする?
家庭版では、テーマに合っていて、しりとりとして成立していれば、次の人へ進めるルールがおすすめです。
面白さが足りない場合は0点にするだけで構いません。
毎回「面白くないから失格」としてしまうと、回答するのが難しくなってしまいます。
しりとりとしては成功、でも今回は得点なし。
このくらいの判定なら、気軽に続けられます。
「ん」で終わったらどうなる?
番組版では減点です。
家庭版では−1点にして、司会者が新しい最初の文字を指定する方法にすると進行が簡単です。
例えば「みかん」と答えてしまったら−1点。
次は司会者が「『さ』から始めましょう」と新しい文字を決め、ゲームを再開します。
この再開方法は、番組の公式ルールではなく家庭向けのアレンジです。
誰が「一本」「技あり」を決める?
審査員が複数いる場合は、多数決にする方法があります。
3人なら、いちばん票が集まった判定を採用します。
1人しかいない場合は、その人に判定を任せても構いません。
笑いの好みは人によって違うので、全員が納得する採点ができるとは限りませんが、あらかじめ審査役を決めておけば途中でもめにくくなります。
また、誰かの容姿や失敗をからかう回答は避け、架空の設定や日常のちょっとした出来事で笑える内容にすると遊びやすいです。
しりとり竜王戦のよくある質問
2人だけでも遊べる?
2人でも遊べます。
ただし、お互いに回答しながら面白さも採点することになるので、判定が少し難しくなります。
家で遊ぶなら、回答者2人と審査員1人の3人以上が進めやすい人数です。
お題は毎回変えるの?
家庭版では、1ラウンドにつきひとつのお題を使う方法がおすすめです。
5分ほど続けてから別のお題に変えれば、回答の雰囲気も切り替えられます。
答えが出なくなった場合は、途中でテーマを変更しても構いません。
しりとり竜王戦と普通の大喜利は違う?
普通の大喜利は、お題に対して面白い答えを考えます。
しりとり竜王戦では、そこに「前の回答の最後の文字から始める」という条件が加わります。
面白い答えを思いついても、指定された文字で始まっていなければ使えません。
長い文章でも答えていい?
今回紹介している家庭版では、短い文章でも回答できるルールにしています。
ただし、次の人が困らないように、最後の文字がはっきりわかる言い方にしておきましょう。
まとめ|しりとり竜王戦はお題次第で楽しみ方が変わる
しりとり竜王戦は、『虎の門』で行われていた、しりとりと大喜利を組み合わせたゲームです。
テーマに合う言葉をつなぎながら、回答の面白さを「技あり」「一本」などで採点します。
家で遊ぶなら、まずは「なんだか切ない言葉」「ちょっと恥ずかしい出来事」など、身近なお題から始めると回答を考えやすくなります。
紙とペンを用意して、回答者と審査員を決めれば準備は完了。
家族や友達と集まったときに、いつものしりとりとは少し違う言葉遊びを楽しんでみてください。
しりとり以外のゲームも探しているなら、ラヴィットで紹介されたゲーム10選もどうぞ。
リズム4ゲームやクイズなど、家族や友達と遊べる企画を紹介しています。
参考資料


