台風の名前の付け方どうなってるの？台風の豆知識！

台風の季節、テレビでは毎日台風情報が報道されています。

台風の番号は、1号・2号・3号…とわかりやすいですが…

台風の名前は、何語かよくわからない名前が付けられていますよね。

台風の名前の付け方は、どうなっているのでしょうか？

この記事では、台風の名前の付け方について解説していきます！

台風の名前は順番も決まっている

まず、1999年までは、アメリカが決めた英語の人名が国際的な台風の名称でした。
2000年からは、アジア付近で発生した台風には、アジア名をつけることになりました。

台風のアジア名は、台風委員会に加盟している14か国が提案した名前。
名前は全部で140個あって、きっちりと順番も決まっています。

1番目の「ダムレイ」から使っていき、140番目の「サオラー」まで使われたら、また1番目の「ダムレイ」に戻るのです。
勢力が大きく、大災害を引き起こした台風は、今後名前が使われないということもあります。

ここで、台風の名前と意味を紹介していきましょう。

引用：気象庁楽天市場

ちなみに、国際的には台風のアジア名は広く使用されていますが、日本では、あまり浸透していません。

気象庁では、毎年の1月1日から、最も早く発生した台風を「第1号」として、その後も発生順に数字で番号を振っています。

日本のニュースの台風情報では、番号が一般的ですよね。

他のアジア地域で被害を出した台風については、台風番号とアジア名の両方が報道されることがあります。

ちなみに令和初の台風は2019年の台風3号。名前は「セーパット」でした。

歴代台風の名前が面白い

台風の名前は、台風委員会の14か国が、それぞれ10個ずつ提案した名前(全部で140個)でしたね。

日本ももちろん、台風委員会に加盟しているので、台風の名前を10個提案していますよ。

日本は提案した名前は、全部星座の名前を元にしています。

例えば、くじら座から「クジラ」、こぐま座から「コグマ」、コンパス座から「コンパス」など。

コメントするならば、無難でしょうか…

他の国が提案した名前には、「なんでこんな名前付けたの！？」と思うくらい面白い名前(※個人の感想です)があるので紹介していきましょう。

●イーウィニャ(嵐の神)
ミクロネシアが提案した名前。台風に、嵐の神…！？そのまんますぎです。
タイがつけた「プラピルーン(雨の神)」や「ハイシェン(海神)」も直球ネーム？
同じくタイの「メーカラー(雷の天使)」は、なんかカワイイですね。

●マットゥモ(大雨)
アメリカが提案した安直ネーム。嵐の神や雨の神はまだカッコいいのに…
フィリピンの「マラカス(強い)」や「マリクシ(速い)」と同じ発想です。

●ウーコン(孫悟空)
中国らしい名前です。
孫悟空が乗っている筋斗雲は、台風なのでしょうか。

●バビンカ(プリン)
マカオが提案したキラキラネーム。
犬や猫にプリンはかわいいですが、台風にプリンって…

●ターファー(なまず)
マレーシアが提案した名前。
なまずといえば、地震ですが…なぜ台風に？？
電気なまずがいますし、雷を連想したのでしょうか。

●ケーミー(蟻/アリ)
韓国が提案した名前。
虫のアリと台風に、何の関係性も見いだせません。
他にも、韓国は「ノグリー(たぬき)」という名前もつけています。

●ニパルタック(ミクロネシア)
ミクロネシアの有名な戦士の名前らしいです。
どんな戦士なのか気になって調べたのですが、全く情報が出てきませんでした。
台風の名前に選ばれるくらいなので、相当強い戦士だったのでしょう。

欠番になった台風の名前は、新たな名前がつけられます。
これからどんなユニークな名前が登場するのか、楽しみですね！

まとめ

今日は、台風の豆知識についてお話ししてきました。

台風に名前があって、順番まで決まっているなんて、驚きですね。

ニュースの台風情報にも、アジア名が小さく書かれていることがあるので、注意して見てみましょう！