七五三は子どもにとって大切な行事の一つです。子どもにとってと言うより、親の気持ちの「七五三をやってあげたい!」という気持ちの方が強いかもしれませんね。
それぞれの家庭の事情などで、七五三の神社へのお参りに行った際に、祈祷する方と祈祷しない方がいらっしゃいます。
今回はお参りだけで済ませたいなという方へのアドバイスなどをご紹介していきます。
七五三は神社で祈祷しないでお参りだけ
私の実家も嫁ぎ先も結婚式などは結納やら色々うるさい方でしたが、七五三に関しては、ゆるいという感じでした。
神社で祈祷というと、新年の厄除けのような感じで考えていたのかもしれません。厄除けの祈祷の方も神社の奥の部屋?で座られてお祓いみたいな感じでされていますよね。
私の子どもの七五三の時も、神社にお参りまではしましたが、祈祷はしませんでした。しなかった…というより知らなかったといったほうが正しいですね。
そのときは「中でやるべきなのだろうか?」と疑問を持ちましたが、祈祷される方は並んでいたように記憶しています。
両方の親も祈祷までは…という感じでしたし、子どももぐずる寸前だったので、お参りと写真を撮って、お守りを買って、その後会食という流れでした。
祈祷のことを前もって知っていたら、会食の時間の予約も考えてしたと思います。
本来の七五三の目的は、「この年まで無事に育ちました。ありがとうございます」と、その土地の氏神様にご報告と御礼に行く儀式です。
氏神様へのお参りは、
・安産祈願「無事に産まれてきますように」
・お宮参り「無事に産まれてきました。ありがとうございます」
・七五三「無事に育ちました。ありがとうございます」
というのが一連の流れです。
人によっては、妊娠期間中、初詣で別の神社、お宮参りで別の神社という方も中にはいるかもしれません。
現代では、昔ほど氏神信仰が活発ではなく、またそのような教えも親の代から受け継いでいない家庭も多いです。
なので、絶対に祈祷しなければならないということはないでしょう。お参りだけでも心を込めれば、氏神様に通じることでしょう。
七五三に神社で祈祷しない場合の服装
祈祷しない場合の服装ですが、子どもは七五三の着物を着ないのであれば、ある程度きちんとした(ネクタイ着など)服装がいいでしょう。両親もスーツやワンピースが無難です。
神社で祈祷しても、しなくても、子どもの健やかな成長した感謝の意を神様に伝えることが目的ですので、ある程度きちんとした服装がふさわしいですね。
あまりにもカジュアルなサンダルやジーンズのような服装はNGです。それは、神様に失礼にあたります。
父親はスーツ、母親はワンピース、ツーピースのような服装で、夫婦の服装の格は揃えましょう。
子どもは、男の子でしたら、襟付きのシャツやブレザーでかなりきちんとした印象になります。それにネクタイをつければOKです。
靴は革靴を用意するのは大変ですし、すぐ履けなくなってもったいないです。無地のシンプルな靴があれば重宝します。
女の子は、ワンピースがおすすめです。あまり派手なものより、紺やグレーの服なら普段使いもできるでしょう。肌寒い日になることも考えて上着があるといいでしょう。
髪の小物も、洋服の一部の色と合わせたり、バックと靴の色を合わせたりして、楽しみましょう。
まとめ
七五三も形式的にはなってきていますが、その意味は昔も今も変わらないのではないでしょうか。
祈祷はしても、しなくてもどちらでも良いですが、お参りするなら子どもの健康、成長を祝い、心のこもったお参りをするようにしましょう。
両親と意見が食い違うと、祈祷する、しないのケンカになってしまうので、よく話し合って決めてくださいね。