クリスマスディナーと言えば、チキンや七面鳥が思い浮かびます。
12月なりクリスマスが近づいてくると、どのようなお料理にしようか考え始めますが、もしかしたら今年は「七面鳥に挑戦!」という話になるかもしれません。
さて、何故この鳥は七面鳥っていう名前なのだろうと思ったことはありませんか。
そんな七面鳥の名前の由来と、気になる味などについてお話していきますね。
最後までお付き合いください。
七面鳥の名前の由来
七面鳥の名前の由来は、頭部から首にかけて露出した皮膚(肉垂にくすい)が興奮すると赤や青、又は紫と変化する事からつけられたと言われています。
赤や青、紫と変化するので、七つの顔を持つと言う意味でつけられたのですね。
実際には七つの色に変化するわけではなく、例えばアジサイも色が変化することから「七花」と呼ばれることがありますが、同じような表現ですね。
ちなみに七面鳥と言う名前は和名です。英語ではターキー(turkey)と呼ばれています。
七面鳥はキジ目キジ科の鳥。北アメリカ原産が主の鳥です。
ターキー(turkey)とは、トルコを意味する英語です。北アメリカ原産の鳥に何故このような名前がつけられているのでしょうか。
元々ターキーはトルコ経由で欧州に伝来したホロホロ鳥のことでした。
アメリカ大陸で見付けられた七面鳥がホロホロ鳥に似ていたため、これと混同されてしまい、この呼び名が定着してしまったのです。
七面鳥のオスは繁殖期を迎えると皮膚(肉垂)の部分がより鮮やかになります。鮮やかに(濃く)変化した皮膚(肉垂)はとてもきれいですよ。
七面鳥ってどんな味がする?
さて、気になる七面鳥の味ですが、普段食べている鶏肉と似たところがあり、濃厚なささみ肉といった感じです。
鶏(チキン)よりは脂が少なく、またモモ肉よりは、ささみや胸肉といった部位に近い印象です。
鶏ささみを上回る高たんぱく質でカロリーも少なく、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸が豊富でヘルシーなお肉です。
貧血を予防する鉄も含まれているので、ダイエット中に食べるのにも最適ですね。しかも豪華な気分になります。
カロリーは100グラムで100カロリーほど。脂が少ないので他の料理に合わせられます。
七面鳥の肉は弾力があるので、噛めば噛むほど良い味が染み出してくる感じ。
最良の調理方法は、やはり丸ごとローストしたものがジューシーになり、ぱさぱさ感が少なくなりおいしく頂くことができるでしょう。
七面鳥は、細かい骨が多いので丸ごとローストしたときは骨に注意して食べるようにしてくださいね。
【七面鳥の詰め物】
七面鳥を焼くときに、単に丸ごと焼くのではなく、北米ではパンチェッタという豚の塩漬け肉と玉ねぎやセロリ、マッシュルームを炒め、ここに湿らせたパン粉と卵を加えて混ぜたものを詰めて焼く方法があります。
この状態で焼くと、中の具材まで美味しくいただくことができます。
難しく考えることはなく、バターでソテーしたキノコを詰める方法や、バターライスを詰めて一緒に頂くなどいろいろな方法があります。
七面鳥の肉の香りづけだけするときには、野菜や果物を詰めて焼きます。
パンやひき肉を詰めて肉に味と香りをつける方法もあり、家庭によっていろいろなやり方があります。
個人的には、玉ねぎやセロリ、きのこ類を炒めて一緒に食べたりするのが好みです。
まとめ
日本では「七変化」という言葉もあり、ほんとうに七つに変わるのではなく、色が変わっていく様子や、何色かに変化するときに「七」という言葉を使います。
新潟県では、いろいろと気持ちの変わる人のことを「七面鳥」と呼ぶことがあります。
それはまさに「七面」は顔を意味しているのでしょう。
七面鳥の豆知識をご紹介しましたが、七面鳥料理を楽しみながらこんな話もしてみてはいかがでしょうか。
楽しいクリスマスにしてくださいね!