年末が近づくとTVや広告でもお歳暮の話題が目に入ってきますね。
今年、就職したり、結婚された方など環境の変化があったりすると、世話になった家族へお歳暮を送ってみようと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
初めてのお歳暮を家族に送ってみようという方向けに、お歳暮の送り方などをまとめてみました。
お歳暮は誰に送るもの?
お歳暮はお正月の御魂祭りのお供え物や贈り物を実家に持ち寄るのが起源とされていますが、現在では日ごろお世話になっている方への年末のあいさつという面が強くなっています。
送り先としては両親、義父母、親戚、仲人、友人、知人、上司、会社関係などです。初めてお歳暮を送るのは親や上司が多いかもしれませんね。
結婚の仲人をしてもらった方については、頼まれ仲人の場合はお歳暮は3年までというのが一般的です。
上司、仕事関係についてはよほどお世話になっていなければ贈る必要はないでしょう。仕事関係の方に贈る場合は会社で禁止されていることもありますので事前に上司などに確認をしましょう。
学校や塾の先生についてもお歳暮を贈るのは不要ですが、習い事、お稽古事の先生には贈ることもあるようです。
ちなみにお歳暮の相場は3000円~5000円程度で、お中元を贈った場合はそれよりも高額のものを贈るのが一般的です。
身内へは3000円、ちょっと良いものを贈りたい恩師や上司などには5000円といったところが相場のようです。最初に背伸びしすぎると後々大変なので、無理の無いところで予算は決めておきましょう。
実家へ贈るのであれば何か好きなものをや喜びそうなものを贈って楽しんでもらいましょう。
ちなみに貰って嬉しい人気のお歳暮ランキングは、
一位 商品券
二位 お菓子
三位 加工品(ハムなど)
四位 ビール(酒類)
五位 カタログギフト
だそうです。贈るものに迷ったらこのあたりの定番から選んでみても良いと思います。
お歳暮を贈る時期は関西と関東で違う。
元々は事始めの日、12月13日から贈る習わしでしたが、現在は12月初めから20日頃に贈ることが多いようです。
関西では12月初めから中旬、関東では11月下旬から12月中旬に贈るとされています。
忙しくなる年末に届くのは迷惑となることもありますので12月中旬くらいに届くようにするのが良いでしょう。特に正月を海外で過ごす家庭の場合は年末近くでは荷物の受け取りができないこともあるので注意しましょう。
また、お正月用の生鮮食品を送る場合は逆に早く送りすぎても保存に手間がかかり良くないので、その場合は年末あたりに届くように調整しましょう。
もし送る時期を逃してしまい年内に届けられない場合は、お年賀あるいは寒中御見舞いとして、年が明けてから贈ることもできます。
お歳暮の贈り方とマナー
お歳暮は直接訪問して渡すのが原則ですが、なかなかそれも難しいので、最近はデパートなどから直接送ることが多くなっています。
その場合はあいさつ状を同封するか、お歳暮が届く頃にあわせて手紙などであいさつ状を送りましょう。
身内や友人などの場合は事前に電話で連絡しておくだけでも良いでしょう。
贈るものはお歳暮用のギフトセットなどから選べば特に問題ないと思います。相手が喜んでくれそうなものを選んでみてください。甘いものが好き、お酒は飲まないなど贈る方の顔を思い出しながら選ぶと良いでしょう。
のし紙、水引きの使い方もありますが、お歳暮用のギフトショップであればお任せしておけば大丈夫です。
まとめ
先にも書きましたが、お歳暮のもらって嬉しい一番人気は商品券やギフト券だそうです。たしかに沢山お歳暮をもらう方は同じような物をもらうよりは良いかもしれませんね。
ただ、お歳暮は形だけのものにしないで、お世話になった人への感謝の気持ちで贈るものを選ぶというのも忘れないでくださいね。
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