子供の足の問題への対処として足育ということがいわれています。
偏平足や外反母趾など運動機能にかかわる問題ですから親がしっかりと見てあげたいですね。
7歳前後のお子さんがよく転倒するとか、ちょっと運動が苦手という場合は足の様子を見てあげると良いと思います。
子供が偏平足かもと気づいたら
どうも子供が運動音痴かもしれないとか、なんだか家の子はよく転ぶなというときは偏平足を疑ってみた方がよいかもしれません。
偏平足はご存知のように足の裏の土踏まずがなくなってしまった状態です。
足はアーチ型になっていることで、体のバランスをとりやすく、走る時にはバネの役割にもなっているのですが、アーチが作れていない偏平足ではバランスを崩し転倒しやすく、走るのも遅くなってしまいます。
他にも偏平足には歩いたり走ったりするときの衝撃を吸収ができなかったり、運動で疲れやすいといった問題があります。
数年前から指摘されていましたが、最近は子供の偏平足が徐々に増えてきているみたいですね。
偏平足が増えた原因としては、運動量の減少、とりわけ外で走り回ったり、歩いたりする機会が減少したためと考えられています。
家ではゲームで遊んだり、学校が終わっても塾だったりと、たしかに運動の機会は少なくなっていると思います。
また、アスファルト、コンクリートなど固い地面が増えたため、裸足になって遊ぶことも少なくなりました。
子供は3歳から7歳くらいの間に足の骨がしっかり形作られ基本的な歩行動作ができるようになってきます。
この時期にしっかりと対策をしてあげることが大切です。3歳くらいで土踏まずが出来る子もいますが、8歳くらいまで偏平足の場合もあります。
小学校中学年くらいまではあまり心配することもありませんが、しっかり運動もしていないと十分に足の発達ができません。
子供の足が痛い。他にもある足の問題
偏平足以外にも足の問題を抱える子供が増えています。
歩く時に足が痛いという場合は外反母趾になっているかもしれません。
また運動が苦手な場合には浮き指といった症状が出ている場合もあります。。
外反母趾は大人の女性によくみられる症状ですが、子供の場合はサイズの合わない靴を履くことで発症することがあります。
悪化すると足の付け根の痛みはもちろん、他の体の部分にも影響しさまざまな障害を起こします。
浮き指もサイズの合わない靴を履くことで起こりますが、足をぺタッと地面につけても指が浮いた状態になります。
運動に影響し、転倒やまっすぐ走れないなどの症状がでたりします。姿勢も悪くなりがちですから子供が小さいうちに改善してあげたいですね。
足育とは?健康な足を作るために
このような子供の足の問題に対処するために、最近は足育(そくいく)ということがいわれるようになりました。
足は子供の運動機能を支える重要な部分です。成長時に足に問題を抱えるとしっかりと運動機能も発達できません。
足育は健全な子供の足を作る、足の機能を育てるといった意味の言葉です。
では足育ではどのようなことを行えばよいでしょうか。
子供の成長にあわせてサイズの合った靴を履かせてあげましょう。親が気にしなければ子供は小さい靴でもかまわず履いてしまいます。つま先にゆとりがあり、かかとに安定感のある靴を選びましょう。
靴ひもは小さい子には難しいかもしれませんが、微妙な調整ができたり、脳の発達にも良いので時期をみて履き方を教えてあげるといいですね。
外で体を使う遊びをさせてあげるのが一番です。足を使ったりバランスを取る運動がいいですが、キャッチボールやフリスビーなどでも良いと思います。
芝生の公園などに行く機会があれば裸足で遊ばせるというのもおすすめです。素足が心配なら素足に近い靴?もテレビで見かけましたので紹介しておきます。(2017年3月発売予定)
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足袋形の靴で親指の部分で足先が分かれています。指の自由度があがってはだし感覚で運動することができそうですね。
他にも家の中ではつま先で歩いたり、足の指を使って物(タオルなど)を持ち上げるといった足の指の運動をさせてあげるといいです。
親子で足指じゃんけんなど遊び感覚で足の指を使うようにしてみてはいかがでしょうか。ゲーム機のコントローラーも足指用なんてのがあればいいんですけどね。
そういえば自分は子供の頃から無精だったので物をよく足の指で拾ってたのを思い出しました。親にはいつも笑われてました(幸い怒られませんでした)があれが良かったのかもしれませんね。おかげで偏平足にはなりませんでした。
まとめ
「子供の偏平足、外反母趾。足の問題には足育が大切。」ということで足育についてご紹介しました。
・サイズの合った靴を履かせる
・運動不足の解消する
お子さんが元気に走り回れるように親御さんが子供の足の状態もしっかり見てあげてくださいね。
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