色々な段取りから始まって、忙しい中準備をして迎えた結婚式。無事に終わった…と、一息ついたのも、つかの間、今度は急に祖母が亡くなってお葬式を上げることになってしまったら。
結婚式のあとのやり取りはどうすればよいのでしょうか。
結婚式のあと、新婚旅行のお土産もかねて、お礼状や年賀状を出す予定でいたのですが、送ってもいいのかどうか、悩んでしまうことでしょう。
そんなとき、どうすればよいのか、お話していきたいと思います。
結婚式のお礼状は喪中でも出す?
まるで、結婚式をこの目で見てから亡くなったようなタイミングでのお葬式は、びっくりしますし慌ててしまいますよね。
新生活で慣れないうちのお葬式は大変です。冠婚葬祭は、時として重なることもあります。意外と多くの方が経験していることでしょう。
結婚式のお礼状を出すときは式後一ヶ月以内に出すようにします。とくに、特別に品物を頂いた方などには、丁重にお礼を述べたいところです。
例え、式後に喪中になってしまっても、お礼状はお礼状、喪中は喪中として扱います。
お礼状は、はがきならピンクやグリーンのものや、封筒で送る場合は優しい色合いのもの、花など柔らかな絵の入った便せんなどがよいでしょう。
事務的な封筒などはおすすめできません。下手をすると「お礼」として見られないこともあります。
また、お祝い事のお礼に、喪中のことを書くのも失礼に当たりますので、一緒には書かないようにします。
その後、喪中ということを示す「喪中はがき」を送ります。年末に近い場合は、年賀状の用意する期間も考えて早めに送るようにしてください。
結婚式に出席する間柄では、相手によっては喪中のことも伝わっている場合もあるでしょう。自分から「○○が亡くなってお通夜がある」と伝えているかもしれませんね。
電話でお話する機会があれば、「○○が亡くなって喪中」ということを伝えてもよいですね。
喪中の場合は結婚式報告の年賀状はどうする?
晴れて夫婦になった年の年賀状は張り切って作りたいところですが、喪中なら仕方がありません。
ここで、おかしな結婚報告など出してしまうと両家に笑われてしまうかもしれません。ですから、喪中なら喪中に徹しましょう。
結婚報告はお礼状だけで報告するにつとめます。
喪中はがきに夫と連名(旧姓)入りの名前を印刷すれば、受け取った相手は、今年は不幸があって喪中になったのだと理解するでしょう。
さらに、年賀状は出せないけれど、暑中見舞いや寒中見舞いで結婚報告をすることはできます。季節の挨拶状なので、お祝いの報告扱いにはなりません。
相手を気遣いながら自分たちの近況報告として「結婚しました」と報告すれば、さりげなく伝えることができます。
寒中見舞いは、松の内が明ける1月15日~節分の前日まで(立春まで)です。松の内は、地域によっては1月7日までとなっているので、確認してみましょう。
ちなみに、暑中見舞いは、7月下旬~立秋の前日(8月6日ごろ)までです。
秋ごろから12月に結婚した場合は、寒中見舞い。春ごろから6月に結婚した場合は、暑中見舞いで報告するのがいいですね。
まとめ
いわゆる結婚適齢期な年齢になると、両親や祖父母もそれなりの年齢になっていて、冠婚葬祭が重なってしまうことも不思議なことではありません。
むしろ、意外と多かったりするものです。
私ごとですが、子どもが生まれて翌年、さらに翌年と喪中だったことがあります。子どものお祝いのお礼はお礼として内祝いをしました。その後は喪中はがきを出しました。
喪中になってしまったらどうすればよいか…。を頭のすみに覚えておくと今後役立つときがくるでしょう。慌てず対応できるように参考にしてみてください。