年末に年賀状の準備をしていこうとしているときに、友人から喪中はがきが届いたらどのように対応すればよいのでしょうか。
年賀状を出すのを遠慮するのは、もちろんですが、それだと相手にこちらからのメッセージが届きませんよね。
気持ちを伝えるときはどのようにしたらよいのか、お話していきたいと思います。
喪中はがきと喪中見舞い
喪中はがきは、その年に身内が亡くなった場合、「喪に服すので新年のご挨拶は遠慮します」という意思表示です。
既に、お通夜やお葬式に参列している場合は、喪中はがきが届くのは想定内です。
家族葬などで済ませた場合は、連絡が来ないことが多いので喪中はがきで不幸を知る場合もあります。
そのようなときは、喪中見舞いという形で相手にお悔やみの気持ちを伝えます。
喪中見舞いを送るのに特に決められた時期はありません。喪中はがきが届いたら、お悔やみの気持ちを伝えるために、喪中見舞いを出します。
後から、知ったことなので、喪中はがきが届いたらできるだけ早めに喪中見舞いを出したいですね。
喪中見舞いでは、お葬式に香典を贈れなかった代わりとして、「お線香」や「ロウソク」「お花」「和洋菓子」などを送ることも多いです。
一般的に、喪中見舞いとして「お線香」や「ロウソク」「お花」「和洋菓子」をいただいた場合は、お返しは不要です。
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身内が亡くなると、一年は慌ただしいものです。
相手が「お返しどうしよう‥」と考えなくてもいいように「お返しは不要です」と一言添えるといいでしょう。
あまり高額のお線香やお菓子はかえって気を遣わせてしまいます。
1,000円~3,000円くらいの金額に抑えましょう。
喪中見舞いのはがきの文例
喪中はがきが届いたら、すぐに喪中見舞いの支度をしましょう。
あまり馴染みがないかもしれませんが、お悔やみの気持ちを伝えるのには良い方法です。
基本的な決まりごととして喪中見舞いでは「句読点をつけない」「行頭の一文字下げをしない」ように書いてください。
例文は横書きとなっていますが、実際は縦書きで書きます。
【文例1】
遅ればせながら、謹んでご冥福申し上げます
優しいお父さんでしたね
まだ若かったのに残念です
定年でお母さんともこれから色々な所に旅行できるって言っていたのに
遊びにいくと、いつもコーヒーを淹れてくれたのを思い出します
とてもおいしかったです
心ばかりのものですが、お菓子を贈らせていただきます
どうぞ、お父さんに供えてください
お返しなどは、お気遣いしないでくださいね
時期柄、寒い季節です。風邪など引きませんようご自愛ください
令和○○年○月○日
【文例2】
お祖母さま亡くなられたとのこと、謹んでご冥福申し上げます
まだまだお元気だと思っていたのに、突然で驚かれたでしょう
大変でしたね
あまり苦しまずに逝かれたとのこと、それだけが救いです
○○ちゃんは、お祖母さまに色々教わったことがたくさんあることでしょう
ぜひ、人生の糧にしてくださいね
寒い時期になりました
ご家族みなさま、流感などが流行る時期です
風邪などに気をつけてお過ごしください
なお、お返しの気遣いなどしませんようにお願いいたします
令和○○年○月○日
友人に贈る喪中見舞いなので、あまり堅苦しくならないように書くのがよいでしょう。
友人も気持ちが落ち着いたら、連絡をくれるかもしれません。そんな時もいつもと変わらず接する方が相手も気持ちが楽です。
大切な友人です。向うが話を聞いて欲しそうな時はぜひ、話を聞いてあげてくださいね。
まとめ
年末にむけて、バタバタする時期にお見舞いを送るのは忙しいものです。
うっかり忘れることのないよう手帳や予定表にメモしておくといいでしょう。
喪中見舞いには、お返しの気遣いのない金額のものを選んでください。
一言、お返し不要の旨を添えて、相手に必要以上の手間や負担がないように気遣ってあげてください。