赤ちゃんが産まれて100日目に子どもの健やかな成長を願って行う「お食い初め」。
一生食べ物に困らないようにという願いをこめて、料理を食べさせる真似をするお祝いのことです。
そのお食い初めの料理に欠かせないのが、祝い鯛と呼ばれる塩焼きにした尾頭付きの鯛です。
尾頭付きの鯛は、ハードルが高くあまり売っているイメージがありませんよね。
今回は、お食い初めの鯛についてお話したいと思います。
どこで用意したらよいのか、他の魚で代用できるのかについてもお話しますね。
生後100日に満たない中での準備になりますので、早め早めの準備をしていきましょう。
お食い初め用の鯛はどこで売ってる?
生後3ヶ月に近くになると、新米ママも少しは慣れてきたころではないでしょうか。
赤ちゃんも少しは夜にまとまって寝てくれるようになってきて、ホッとしているママも多いかもしれません。
3ヶ月目に入ると、お食い初めの用意が気になってくる頃ですね。
赤ちゃんの健診や体調もありますので、早めに準備しておくと安心です。
基本的には、近くのスーパーに「尾頭付きの鯛」を予約すれば取り寄せてもらえますから、お食い初めのお祝いする日が分かれば予約しておくといいですね。
できればスーパーに予約するときに「鯛を焼いて」貰うようにお願いしておくとよいでしょう。
自宅で焼くと何かと大変ですし、大きい鯛だと自宅のグリルに入らない場合もあります。
当日は赤ちゃんの世話もしなければいけませんので、お願いできるところはお願いしてしまった方がよいでしょう。
お食い初めのメニューは、一汁三菜で、赤飯、焼き魚(鯛)、煮物、汁物、香の物を用意するのが一般的です。
大人の祝い膳と同じですね。
【鯛】
赤い色がめでたいとして欠かせません。福をもたらすと恵比寿様が釣っている魚も鯛ですよね。日本では古くからお祝いの席で出されています。
【赤飯】
赤飯には邪気を祓ったり魔よけの意味があります。
【汁物】
汁物を「吸う」力が強くなるようにという意味があります。
【煮物】
にんじんと大根(紅白の意味)、六角形のしいたけ(亀の甲羅)、その他、旬の食材も使用します。
【香の物】
季節の野菜の漬け物
魚の向きは、頭を左、尾は右の向きに置きます。これは左の方が、位が上という、日本古来の作法によるものです。逆に置かないように注意しましょう。
お食い初めの鯛は他の魚で代用できる?
我が子が、一生食べ物に困らないように願いを込めて行うお食い初めの焼き魚は、鯛が一般的ですが、他の魚で代用はできるのでしょうか。
あまりあってはならないことですが、お食い初めの行事をしようとしていたが、予約を忘れていた。予約をしようとしたらもう間に合わないなんてこともあるかもしれません。
そんな場合はお店に聞いてみましょう。尾頭付きの別の魚か、季節の旬の魚を用意してくれるかもしれません。
しかし間に合わないからといって自分だけで別の魚にするとかは判断しないで、御主人やご両親に相談してみましょう。
場合によっては、日取りを変えてお店でするもできるかもしれませんよね。
必ずしも生後100日にやらなくてはいけないことではありません。
一般的には生後100日~120日のお日柄が良い日とされていますので、100日目ごろお食い初めの用意ができなかったら、120日目までのお日柄が良い日にすればよいのです。
それにお店を予約すれば、きれいなお食い初めの御膳ができるので、懐具合と相談してお店を利用することも検討しても良いですね。
また、日程的には余裕があるけど、料理の用意は大変という場合はネット通販で用意することもできます。
鯛以外の料理もまとめて用意できるのでお母さんの負担もかなり少なくすることができます。
自宅でも豪華にお食い初めができるので、外食で気をつかう必要もありません。
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さまざまなプランがあるので、検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
子どもの成長と一生食べ物に困らないことを願って行うお食い初めの歴史は古く、鎌倉時代から文献にも出ているようです。
食生活が豊かになった現代でもお食い初めは大切な行事として続いております。
食べるのが大変だった時代、生きるのが大変だった古人の想いもあるのでしょう。
お子さんが大きくなったときに、こんなこともしたんだよと話して聞かせてあげたいですね。