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大晦日には何をする?伝統的な過ごし方や食べ物

大晦日には何をする お正月
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大晦日に行う伝統行事って何でしょうか。

行事ということはありませんが、子供の頃もなんとなく「大晦日には夜更かししてOK」な特別な日だったような気がしますね。

なぜ夜遅くまで起きていてもよいのか、深く考えたこともなかったのですが、そこに大晦日の伝統的な過ごし方があるのかもしれません。

今回は、大晦日には何をして過ごすのか、そして大晦日の食べ物について話していきます。

大晦日には何をして過ごすか

大晦日には何をして過ごしていますか?

お正月飾りなどの飾るものは、だいたい30日までに済ませていますので、昼間は特にすることもありません。

基本的にはのんびりテレビでも見ながらくつろぐ方が多いと思いますが、伝統的な過ごし方やその意味について少しご紹介していきます。
 

掃除については大掃除も済んでいるでしょうから、大晦日には掃き掃除や、すす払い程度をするのが良いですね。

新年に履き掃除をするのは、来てくれた年神様を掃き出すと言われているので避けましょう。
 

そして、夜になれば、いよいよ大晦日から新年に向かって年越しとなりますので、自宅にいる人ならゆっくり過ごす時間です。

帰省中なら、実家の家族に会うのも久しぶりかもしれません。お子さんは、おじいちゃんおばあちゃんの家で親戚の人と夜更かしできるのが楽しみだったりしますよね。
 

大晦日のお風呂も特別なものとされています。

昔は、今のように毎日お風呂に入らなかったため、大事なときのみ入っていたのです。

大晦日のお風呂は、一年の垢を落とし新年を迎えるためのものです

風邪を引かないよう、ゆったりとつかって新年を迎えたいですね。
 

また、初詣に向かわれるかたも多いでしょうが、大晦日の夜に神社にお参りすることを「晦日参り」といいます。

本来なら、神社には夜行ってはならないのですが、大晦日だけは特別なのです。

大晦日から年をまたいで新年元日に神社にお参りするので「二年参り」と呼ばれています。

夜はとても冷え込むかもしれません、行かれる人は防寒をしてお参りしてください。
 

大晦日の夜、午後11時近くになると、除夜の鐘が聞こえてきます。

「除夜」とは、大晦日の夜のことです。

人間が持っている煩悩は108といわれています。

煩悩とは「人の心の欲望や惑わすもの」とされ、108つの鐘を打つことによって、その煩悩をお祓いすることができるのだそうです。

除夜の鐘をきくと、いよいよ年越し、新年を迎える気持ちが盛り上がってきますね。

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年越しそばはいつ食べる?

大晦日にはいつも何を食べていますか?

代表的なものは「年越しそば」ですよね。

江戸時代のころ、まだ旧暦だった時には、1日は新月から始まり満月を迎え、また新月になっていくので月末には月が隠れることから「晦日」(みそか)と呼ばれていました。

そのころ毎月30日もしくは月末は「晦日」があり、「晦日そば」を食べる習慣があったようですね。
 

明治5年に新暦になりましたが、毎月あった「晦日そば」はだんだん形を変えていき、大晦日の日だけに年越しそばを食べるようになったのです。

蕎麦は、長く伸ばした生地を細長く切って食べることから、長寿や健康を願って縁起物としての食べ物になります。
 

また、蕎麦は他の麺に比べて切れやすいことから「悪縁や災いを断ち切る」という意味もあります。
 

最近では、手軽に食べられるのでインスタントのカップそばを年越し蕎麦として食べている家も多いようです。

大晦日に年越し蕎麦を食べるのは、言わばお決まりの恒例行事になっていますが、大晦日の日のうちのいつ食べるのが正しいのでしょうか。

諸説はありますが、年越しそばはまさに「年を越す」の意味から午後11時くらいから食べるのが適当とされます。

最近では、大晦日の夕飯の時間帯に年越し蕎麦を食べるご家庭もあるようですが、正しくは「年越し」の時間帯に食べるのがよいとされます。

夕飯に年越し蕎麦を食べてしまっても間違いではないです。
 

最も気をつけなければならないのが、年越しそばを新年にまたがって食べないようにすること。

そばは、切れやすいことから悪いものを断ち切るという意味合いがあり、大晦日の年越しの時間帯にそばを食べることで、この一年の悪いもの(厄災)を断ち切って新年を迎えるという意味があります。

なので、ゆく年くる年、旧年から新年にまたがってそばを食べてしまうことは、新年に悪いものを持ち込むとされ嫌われます。

年越しそばも大晦日の行事の一つで縁起物なので、食べる時間帯には気をつけたいですね。

大晦日の年越しそばの意味と由来

大晦日の年越しそばの意味と由来についてですが、上に書いてあるようにそばは、切れやすく悪い物を断ち切るという意味の他にまだあります。

昔からそばには、細く長いことから延命や長寿を願う意味があります。

家族の縁がいつまでも続くようにとの意味もあります。

こうしたところから、そばは縁起がいい、年神様がいらっしゃる時期には最適の食べ物だと人々に思われたのでしょう。

だからこそ、現在まで続いているのですね。
 

大晦日の食べ物は、麺なら何でも良いのではなく「そば」であることが重要なのですね。

また、そばは消化がよく夜遅く食べても胃もたれしにくい、腹持ちがいいとの利点があります。

晦日参りと初詣の二年参りの前に行く前に食べるものとして、これほどぴったりな食べ物はないですね。

温かいそばなら体も温まります。
 

そして年越しそばは、まさに年越しの時間帯にたべるのがふさわしいのと、新年にまたがって食べてはいけない、厄災を新年に持ち越すことになると嫌われるのです。

他にも、年越しそばを残してしまうと、新年は金運に恵まれずお小遣いにも困ってしまうなどの言い伝えがあります。
 

引越ししたときに、みんなに振る舞うのは「引っ越し蕎麦」がありますね。ここでも「そば」が使われています。

やはり、新居に引っ越しするので、これからその家の発展と繁栄を願う意味があるのでしょう。

引越しするときは、大安などの良い日を選ぶかと思います。

縁起物として、そばを使うことによって細く長く、この家の縁が続きますようにとの意味が込められているのは同じなのではないでしょうか。

まとめ

大晦日の過ごし方、皆さんはどのようにされていますか。

今までなんとなく過ごしていた大晦日も伝統的な意味が分かると、また違った感じがするかもしれません。

掃き掃除も年越しそばも縁起物ですが、全ては年神様に一年の感謝を表し、また来年良い年を迎える為の準備なのです。

年末年始であちこち旅行に行かれる人もいるかと思いますが、自宅でゆっくりという方は、そんな意味も少し意識してみてはいかがでしょうか。