今年は親が亡くなったから喪中ってことか…
喪中はがきを出さないとと聞いたが、そもそも喪中はがきって何だ?
大人なのに知らないのは恥ずかしいから、誰か教えてー!
とお悩みのアナタに、喪中はがきの基本的なことを解説していきます!
喪中はがきの目的とマナー
喪中はがきは、「親族が亡くなったので、喪に服すため年賀状は出せません。」ということを知らせる挨拶状です。
喪に服す期間である「喪中」に年末年始が被る場合に喪中はがきを送ります。
喪中の家では、祝い事は慎み、正月の行事も行いません。一般的には、喪中はがきを出すのは、2親等以内の家族や親族が亡くなったときです。
喪中の期間は、以下が目安になります。
・自分の子供が亡くなった場合は、3ヶ月~1年
・自分の祖父母が亡くなった場合は、3ヶ月~半年
故人と同居していたなど、関係が深ければ、喪中はがきを送りましょう。
喪中はがきは誰に送るの?
毎年年賀状をやり取りしている人全員に送ります。
仕事関係の人には、相手に気を遣わせないため、喪中はがきを送らず、通常通り年賀状をやり取りする場合もあります。
喪中はがきはいつ送るの?
年賀状の受付開始が12月15日なので、それまでに届くように、11月中にはポストに投函しましょう。
年末にご不幸があって喪中はがきが送れない場合は、間に合わなくても仕方がありません。
また、喪中はがきは、弔辞用のはがきを使用し、弔辞用切手を貼り付けて送るのがマナーです。両方とも、郵便局で購入できます。
今では、普通の切手が使われることもあります。
喪中はがきは、ネットでも購入することができますよ。
急ぎの場合は、文章や住所を入れてくれるサービスもあります。
白地のはがきを使い、自分で喪中はがきを作成することもできますが、派手になりすぎないように注意しましょう。
喪中はがきのデザインには、胡蝶蘭・椿・菊・蓮・あやめ・百合などの花のモチーフが多く用いられます。
喪中はがきの書き方・例文
実際に喪中はがきを用意するときの書き方や例文などをご紹介していきます。
喪中はがきの書き方
喪中はがきの書き方のマナーは、以下のようになっています。
・行頭の一字下げをしない
・数字は漢数字を使う
・縦書きが一般的
・拝啓や敬具は不要
喪中はがきの基本的な文面は、
②誰が亡くなったのか(続柄・日付・享年)
③普段のお付き合いの感謝を伝える
④新年への挨拶
⑤日付
のようになります。
「年賀」は使わないで、「年始」「年頭」「新年」と書きましょう。
※喪中はがきには、近況報告(特に慶事に関すること)は書かないのがマナーです。
喪中はがきの例文
次に、喪中はがきの例文をご紹介します。
〇月(死去月)に義祖母(個人続柄)〇〇 〇〇(個人の名前)が〇歳(享年)にて永眠いたしました
ここに本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますと共に
皆様に良き年が訪れますようお祈り申し上げます
令和〇年〇月〇日
※義理の祖父母の場合でも、喪中はがきは筆頭である夫の続柄に合わせた形で表記します。
妻が自分の祖父母に「義」をつけることに違和感がある場合、「妻〇〇(妻の名前)の祖母」という書き方もできます。
まとめ
今日は、喪中はがきとは何かについてお話ししてきました。
喪中はがきは、相手に「年賀状を送らないで!」という意味のものではなく、自分が「年賀状を送れません」という意味のものです。
そのため、相手から年賀状をもらうことはマナー違反ではありません。もし、相手から年賀状を頂いたら、1月5日~2月3日に寒中見舞いを送りましょう。
慣れないことで大変だとは思いますが、故人や自分がお世話になっている方に失礼のないようにしたいですね。