寒くなってくると温かい飲み物がいいですよね。ホットコーヒーも美味しいのですが、冷え性の方はちょっとご注意ください。コーヒーには体を冷やす働きもあるのです。
ということで今回は体を温めてくれて冷え性の方にもおすすめのホットココアについてまとめました。
冷え性にオススメの飲み物ホットココア
冷え性については別の記事にもまとめてあります。
この記事は食べ物についてまとめたので、ココアについては省いていましたので今回はココアについてがっつりまとめます!
ココアは何故、冷え性に良いのでしょうか。
ココアの体を温める作用は主にテオブロミンによるものと考えられます。テオブロミンには血管を拡張させる効果があり、これにより手先、足先への血流が良くなり、冷え性を改善してくれます。
同じような効果を持つものにショウガがありますが、ショウガが体温の上昇の立ち上がりが早いのに対して、ココアは体温上昇後の温度低下が穏やかで長い傾向があります。
長く体を温めてくれるという点ではココアの方が良いといえそうです。
またテオブロミンには副交感神経を刺激し体をリラックスさせる効果もあります。コーヒーなどに比べてカフェインも含まれておらず、睡眠前に飲むことで体を暖かく、リラックスして眠ることができます。
ストレスも冷え性の原因のひとつですから、この点からも寝る前のホットココアが良いですね。
ココアについての詳しい実験内容はココアレポートにまとめられています。
ホットココアのレシピと気になるカロリー
ホットココアと聞くと甘いドリンクのイメージでカロリーが気になって敬遠されている方も多いのではないでしょうか。
主に糖質、脂質などによりカロリーも変わってきますし、牛乳を使うとその分もカロリーは高くなります。
森永の製品で比べるとこんな感じです。
ミルクココア | 1杯(20g) | 77kcal |
純ココア | 1杯(5g) | 18kcal |
ココア自体のカロリーは大したことは無いので、糖質を調整できる純ココアやピュアココアと呼ばれるココアパウダーを使われるのが良いのではないでしょうか。
ちなみに、体温が1℃下がると、基礎代謝が15%ほど低くなり、消費されるエネルギー量が少なくなるのでその分太りやすくなります。冷え性の改善はダイエットにも効果があるのです。
さてホットココアの作りかたですが、甘さが欲しい時には砂糖ではなく、別のものを使うとカロリーを抑えれたり、体に良いものを取ることができます。
・蜂蜜
甘さが白砂糖の1.3倍あります。スプーン大さじ1杯が砂糖で35kcalに対し、はちみつは65kcalになりますが、同じ甘さで換算すると蜂蜜の方がカロリーは少なくなります。
蜂蜜入れるときは少なめにしておきましょう。
・黒糖
白砂糖よりはややカロリー控えめになります。
他にもビタミン、ミネラルが豊富に含まれており冷え性の改善に役立ちます。
また、ホットココアはお湯でも作れますが、温めた牛乳で割るのがオススメです。
牛乳にはビタミンB1、B2などが含まれていますし、ココアに含まれるミネラルと共に体内でエネルギーを作ってくれます。
また、カルシウムはイライラ防止にもなりますので、ストレス解消にも良いですね。
【ホットココア レシピ】
・材料
ピュアココア 小さじ山盛り2~大さじ1(お好みで調整してください)
蜂蜜または黒糖 小さじ1~2(お好みで)
お湯 大さじ1
牛乳 120cc
シナモンパウダー お好みで
・作り方
1.牛乳はレンジで温めておく。
2.カップにピュアココアを入れる。
3.お湯を入れてココアを良く練る。
4.温めた牛乳を少しずつ注いでよく混ぜる。
5.蜂蜜などをいれて甘さを調整する。
6.お好みでシナモンパウダーをふりかける。
完成!!
もちろん、小さなお鍋で温めながら作ってもOKです。ココアパウダーを良く溶かすのがポイントです。
まだまだあるココアの効能
ココアにはその他にもさまざまな効能があります。
アンチエイジング
ココアに含まれるカカオポリフェノールは綺麗な肌を保つのに邪魔な活性酸素を抑えてくれます。肌の炎症を抑え、保水力をあげて肌の老化を遅らせてくれます。
リラックス効果
リラックス効果については先にもお話しました。ストレスは活性酸素を増やすとも言われていますのでこちらもアンチエイジングに効果的ですね。
便秘の解消
ココアに含まれる豊富な食物繊維は便秘の解消にも効果を発揮してくれるでしょう。
抗インフルエンザ効果
ホットココアの美味しい冬に、流行るインフルエンザウィルスの感染に対してもココアが高い予防効果を持つことが分ってきました。
冷え性改善とインフルエンザ予防もできてしまうとってもお得な飲み物ですね。
高血圧予防・改善
ココアの摂取により血圧は平均して収縮期に4.7mmHg、拡張期に2.8mmHg下がることが研究でわかりました。
ポリフェノールによる血管の機能改善で、高血圧や動脈硬化の予防、改善が期待できます。
まとめ
ホットココアは朝食前に飲めば腸を刺激しお通じにも良いですし、就寝の1、2時間前に飲んでおけばぽかぽか体をあっためて良く眠れるのではないでしょうか。
血圧が気になる私もちょっと試してみたいと思います。
就寝時の寒さ対策についてはこちらの記事もご覧ください。
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